当社の押出成形に関する良くあるご質問をまとめました。
押出成形に関するご質問
異形押出成形とは何ですか?
熱可塑性樹脂ペレットを加熱・加圧し、その溶融した樹脂を押出成形機の金型から連続的に押し出して成形を行う方法。金太郎飴の様に切断面が同じ様な形状になります。成形方法は樹脂を約200℃で溶解させ、溶けた樹脂を金型に流すことにより断面形状の同じ製品を製造します。樹脂を溶かす温度や冷却時間、押出スピード等の条件により製品特性が変わり、製品の品質に繋がります。また複雑な形状の製品は金型構造も多くのノウハウを必要とし、高い技術が要求される成形方法です。
射出成形とは何ですか?
加熱溶融させた材料を金型内に射出注入し、冷却・固化させる事によって、成形品を得る方法です。
熱可塑性樹脂とは?
可塑性とは、固体に力を加えて変形させたとき、その力を除いても元に戻らない性質のことをいいます。
加熱により可塑性が出るものを熱可塑性といいます。ガラス転移点、または融点まで加熱すると柔らかくなる樹脂です。
再び冷やすと固くなります。成形時も冷却することにより固体化させます。
熱可塑性樹脂は温度によって液状と固体の状態の間を行き来することができます。
この性質を生かして材料をリサイクルすることができます。
熱硬化性樹脂とは?
熱可塑性樹脂の対となります。一度生成されたものは再び熱しても液状になることはありません。分子構造が架橋結合となっており、加熱によって硬化するためです。そのため、温度変化による影響を受けにくく、機械的強度と耐熱性に優れています。尚、硬い為、耐衝撃性は熱可塑性樹脂に劣ります。